歩みをゆるめて

今年で、ハンガリーから帰国して5年になります。

思えば、ある方から声をかけていただき、初めて海外での勉強の機会を得た2002年頃が、一つの分岐点で。
その頃、「留学」の声をかけていただき。
最初は「何かの間違いじゃ?」と、冷静だったのに。
異なる複数の方に言っていただくうちに「もしかして、勉強に行った方がいいのかも」なんて、段々真に受けて(笑)。
血迷って覚悟を決めて以来、今まで、がむしゃらに突っ走ってきました(笑)。

留学は、音楽専門教育ほぼゼロからのスタートだったし。
帰国後も合唱団ゼロ、団員ゼロからのスタート。
去年は、震災があって、ゼロどころか、精神的にマイナスなところから活動を再開。
マイナスをプラスに転じようと必死だったように思います。

まる10年間かぁ~。
走ったなぁ~。

帰国しての5年で。
少しずつですが、団員も増えまして。
震災という苦しい経験をして、がんばって皆でコンサートもしました。

ここらで、少し、いろんなことを見直すのもいいのかな、と思います。
誰のための合唱団なのか。
誰のための合唱活動なのか。

団員皆の合唱団であってほしいなぁ。
皆のやりたいこと、やってみたいことを、実現できるようになったらいい。
関わる団ぞれぞれの魅力を引き出す活動をしつつ、少しずつ前進できるようになればいいな、と思います。

ことば

私が、日本語や日本の歌に、ものすごく魅力を感じたのは、ハンガリーに行ってからです。
それまで、どちらかというと、外国の歌や文化に憧れを持っていました。

将来の合唱指導に役立つように…と、留学先のヴォイス・レッスンでは、複数言語の歌で指導を受けました。
イタリア語、ドイツ語、フランス語、英語、ハンガリー語。
ほかの日本人の学生さんたちが、日本歌曲でもレッスンを受けていたので、私も~。と言ったら、見事に却下…。
フランス語の歌では、あまりにも、へたくそすぎて、先生を怒らせ、さじを投げられるという経験もさせていただきました(涙)。


母国語の楽さ、という意味で日本語はもちろん魅力的ですが~(笑)。
言葉のもつ、広さ…というか、一つの単語の持つ世界観が好き。
あくまでも感覚的なものですが。

同時に。
日本語は、かえって当たり前すぎて難しい。
私の場合、外国語は、発音するために、まず発音記号を調べますが。
日本国福島県出身の私は、日本語を正しく発音するために、まずアクセントを調べなければなりません(笑)。


ふぐしまべんはぁ~、ひょうじゅんごど、ちがってなぃ、こどばのアクセントがほどんとねんだぞぃ。
とぐにぃ、うぢのまぢはぁ、ものすご~ぐ、いながでなぃ、ふぐしましども、なまりがちがうんだぞぃ。
だがら、なんにもしねで、ただうだうど、うだもなまったひびぎになっから、きをつけねどだめなんだぞぃ。

(日本語訳)
福島弁は、標準語と違って、言葉のアクセントがほとんどありません。
特に、私の町は、ものすごく田舎で、福島市とも訛が違うんです。
だから、何もしないで、ただ歌うと、歌もなまった響きになるので、気を付けないとダメなんです。


…です。
だから、アクセント辞典が手放せません…。


濁点の有無や(笑)、有声・無声子音、言葉のニュアンスと母音の響き、「N」なのか「NG」なのか「M」なのかなどはもちろんのこと。
詩のアクセントに沿ってのメロディなのかとか、「当たり前」のことを改めて検証することが多いです。

外国語の習得を目指す理由は、いろんな合唱曲に触れる機会に役立つことや今まで出会った合唱指揮者の先生や友人たちが複数言語で意思の疎通ができてウラヤマシイと思ったことなど、たくさんあります。
音楽は国境を越えるけど、扱える言葉が多ければ、人とも曲ともより親密になれるように思います。
語学としては、まだまだ全部赤ちゃん(というか生まれる前…)ですけど、「学ぶこと」を通じて、音楽や仕事面でのヒントを得ることも多々あります。

同時に、日本語はやっぱり素晴らしいと感じるし、「当たり前」を覆えすきっかけをくれます。
新たな気持ちで、母国語と向き合えるってすごくうれしい☆
言葉の美しさを深く味わい、表現したいという欲が出てきます。


歌の色彩感は、「色彩感を出そう」と思うことでなく。
五感をフル稼働して、いろんな角度から、歌と向き合うことで、引き出され、自然と生まれるもの…と思います。
だって、言葉自体が、もともと色彩豊かなんですもの。

はじめること、継続すること。

お知らせもかねて。

東北学院大学女声合唱団キャロラーズでは、来月ミニコンサートを開催します。

合唱団としては小さい団ですが。
集い、歌う姿勢は、大きな団と変わりがありません。

先輩がいて、後輩がいて、友達がいて…。
練習中の真剣なまなざし、休憩中の談笑。
皆で試行錯誤して活動する様子…すべてに、おばあちゃんのように目を細めてしまいます(笑)。

あぁ、年取った…。

キャロラーズは歴史のある団です。
現役さんが、合唱団の歴史を繋ぎ、新しい歴史を刻んでいることに、私はものすごーーーーく、感動しています。

始めなければ始まらない。
願わなければかなわない。

まずは、小さくてもいいから、自分たちの手で何か行動をおこすこと。
ひとつひとつを大切に。一瞬一瞬を楽しんで。

温かく見守ってくださる人々に感謝して。
優しく手を差し伸べてくださる人々に感謝して。

そして、夢を描きましょう。

大学時代という限られた時間の中で、最大限にできることを。
無限の可能性を信じて。
願い、努力し続けましょう。

おー。


東北学院大学女声合唱団キャロラーズ「ミニコンサート」
日時:2月12日(日)16:00開演(15:30開場)
会場:仙台市太白区文化センター(展示ホール)
入場無料

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1年生デザインのチラシ!縦書きが斬新!


【出演者】
東北学院大学女声合唱団キャロラーズ
指揮:八木美華
ピアノ:澤田和歌子
賛助出演:Laetus Vocal Ensemble

1年生にとっては、未来を想い描くためのコンサート。
4年生にとっては、思い出を刻むコンサート。
合唱団にとっては、歴史を繋ぐコンサート。

…になると信じています。

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プロフィール

mika82

Author:mika82
宮城県仙台市在住。
最近好きなことは
韓国ドラマ、
METライブビューイング鑑賞と資格取得。
そして、楽しく飲むお酒ー☆


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